現地学生研修プログラム

早稲田大学は、創造理工学部建築学科建築史研究室が中心となり、1998年よりカンボジア、サンボー・プレイ・クック遺跡群の調査研究と保全事業を行っております。2015年より、早稲田大学ユネスコ世界遺産研究所は、国際交流基金(JAPAN FOUNDATION)アジア文化創造協働助成の支援を得て,カンボジア人の人材育成事業を開始しました(詳しくはコチラ)。

大学で考古学や建築学を専攻する学生や卒業後間もない若手研究者へのトレーニングと,修復保存工事を担う現地の技能員育成の2コースを行っています。2015年8月に第一回となる学生研修プログラムをプノンペンで学ぶ学生10名を対象に2週間にわたり実施しましたが、当研究所もこれに協力し、講師としてプログラムに参加いたしました。出土遺構の現場での実測記録方法,室内における製図の方法、出土した土器片を中心とした遺物の実測方法や写真記録の方法についての研修を行い、最終的にはそれらを報告書としてまとめる方法を実習しました。
今後、カンボジアを始め様々な地域の遺跡での学生研修プログラムと連携し、また独自のプログラムも企画・運営する予定です。2016年度以降のプログラムと参加者募集については改めてお知らせいたします。

 

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